AI・テクノロジー

Hermes AgentsでXサーチツールが使えるように。X PremiumのOAuthだけでブログリサーチまで回せた話

Hermes AgentsでXサーチツールが使えるように。X PremiumのOAuthだけでブログリサーチまで回せた話

Hermes AgentsのSlack運用に、X上の投稿・反応を直接調べられる x_search ツールを追加しました。

今回実際に試したところ、別途 XAI_API_KEY を用意しなくても、少なくともこの環境では X PremiumアカウントのOAuth認証だけで、HermesからXサーチを呼び出せる 状態になりました。これはかなり大きいです。

これまでブログや新規事業のリサーチでは、Web検索、公式ドキュメント、競合サイトの確認が中心でした。しかし、AIツールやエージェント周辺のように変化が速いテーマでは、公式ページに載る前にX上で実例やつまずきが共有されることが多い。HermesからそのままXを検索できるようになると、記事作成の初動がかなり速くなります。

HermesでXサーチをブログ作成に使う流れ

何ができるようになったのか

Hermesの x_search は、X(旧Twitter)の投稿・プロフィール・スレッドを検索するためのツールです。一般的なWeb検索ではなく、X上で今どんな話題が出ているか、誰がどのように反応しているかを確認する用途に向いています。

今回の確認では、次のような検索ができました。

  • Hermes Agentと x_search の最近の話題
  • Grok / xAI OAuth / X Premium周辺の投稿
  • 自社サービス名(inovie、ツギノメ、FitDesign AI)の露出状況
  • 特定アカウントのHermes関連投稿

特に便利だったのは、ただ検索結果を並べるだけでなく、Hermes側で「何が論点か」「記事に書くべき注意点は何か」まで整理できる点です。

Xリサーチで確認した論点

今回のリサーチでは、X上の個別投稿URLを本文に並べるのではなく、Hermes AgentやGrok / Xサーチまわりで話題になっていた論点を整理しました。

特に重要だったのは、以下の3点です。

  • Hermes Agent側で、XサーチやGrok連携を業務フローに組み込めるようになってきていること
  • X Premium、SuperGrok、xAI API、OAuthは混同されやすく、記事では断定表現を避ける必要があること
  • 実務では、X上の反応を拾ったあとに公式ドキュメントと照合し、仕様として言えることと体験談として言えることを分ける必要があること

そのためこの記事では、「X Premiumだけで誰でも必ずAPIが使える」とは書かず、今回の運用環境ではX PremiumのOAuth経由でXサーチを使えた という表現にしています。

確認した公式情報

Hermesのツールリファレンスでも、x_search はXの投稿・プロフィール・スレッドを検索するツールとして説明されています。

公式ドキュメント上では、利用条件として以下のどちらかが必要とされています。

  • XAI_API_KEY
  • xAI Grok OAuth(SuperGrok Subscription login)

参考:Hermes Tools Reference
https://hermes-agent.nousresearch.com/docs/reference/tools-reference

また、HermesのProvider設定では、Grok / xAI系のOAuthやAPIキー利用が整理されています。

参考:Hermes Providers
https://hermes-agent.nousresearch.com/docs/integrations/providers

つまり、今回使った x_search は、X公式API用のCLIである xurl とは別ルートです。xurl はX Developer Portalでアプリを作り、API権限を設定して使うツール。一方でHermesの x_search は、xAI/Grok側の検索機能をエージェントのツールとして呼び出すものです。

この違いは運用上かなり大事です。

実際の確認手順

今回行った確認手順は以下です。

1. Hermes側でXサーチツールが有効になっているか確認

SlackのHermesセッション上で、x_search ツールが利用可能になっているかを確認しました。

テストとして、以下のような検索を実行しました。

inovie OR ツギノメ OR FitDesign AI

結果として、inovie関連では自分のXアカウント周辺の投稿が拾え、ツギノメやFitDesign AIはまだX上の露出が少ないことも確認できました。

2. Hermes / x_search / X Premiumまわりの投稿を検索

次に、今回の記事テーマそのものについてX上の投稿を確認しました。

Hermes Agent x_search X search tool Grok XAI_API_KEY X Premium

この検索で、Hermes Agent、Grok OAuth、X Premium、SuperGrok、xAI APIキーまわりの投稿を確認しました。

3. 公式ドキュメントと照合

Xの投稿だけだと、どうしても体験談や速報ベースになります。そのため、Hermesの公式ドキュメントも確認しました。

  • x_search はX上の投稿・プロフィール・スレッド検索用ツールである
  • 利用には XAI_API_KEY または xAI/Grok OAuth系の認証が必要
  • ツールはデフォルトで常に出るものではなく、認証やツールセット設定に応じて使えるようになる

この確認によって、記事では「Xでそう言われている」だけでなく、「Hermesの仕様としてもそういう位置づけ」と書けるようになります。

4. 実際にブログ作成フローへ組み込む

最後に、今回のリサーチ結果をそのままブログ本文に反映しました。

今回のような記事では、次の順番で進めると書きやすいです。

  1. Xで話題・一次反応を拾う
  2. 公式ドキュメントで事実確認する
  3. 実際の自分の環境で動作確認する
  4. 「誰でも絶対に使える」ではなく「今回の環境ではこう使えた」と正確に書く
  5. 手順・注意点・活用例まで落とし込む

ブログ作成にXサーチを使うメリット

1. 変化の速いテーマに強い

AIエージェント、LLM、Grok、X APIまわりは変化が速く、公式ドキュメントだけでは最新の運用感がつかみにくいことがあります。

Xサーチを使うと、実際に試している人の投稿、エラー報告、回避策、期待値のズレを先に確認できます。

2. 記事の論点がズレにくい

たとえば今回なら、「X Premiumだけで使えるのか?」「XAI_API_KEYは必要なのか?」「xurlとx_searchは同じなのか?」という論点が見えてきました。

この論点を先に拾えると、読者が本当に知りたい部分に合わせて記事を書けます。

3. Slack上の業務フローにそのまま載せられる

今回のinovieサイト運用では、Slackチャンネル上でHermesに依頼し、Xサーチ、記事構成、画像作成、microCMS投稿まで一連の流れで進めています。

これは単なるブログ投稿というより、事業運用の中にAIエージェントを組み込む 実験でもあります。

注意点:X Premiumだけで常にAPIが開くわけではない

ここは誤解しやすいポイントです。

今回の環境ではX PremiumのOAuth経由で x_search が使えました。ただし、X Premium、X Premium+、SuperGrok、xAI APIの権限は完全に同じものではありません。

そのため、別環境で再現する場合は以下を確認した方が安全です。

  • Hermes側で x_search ツールセットが有効か
  • xAI/Grok OAuthログインが済んでいるか
  • XAI_API_KEY を使う場合は環境変数が設定されているか
  • Slackなどのゲートウェイ経由で使う場合、そのプラットフォームにもツールが有効化されているか
  • エラーが出る場合、プラン・OAuth・APIキー・ツール設定のどこで止まっているかを切り分ける

「X Premiumだけで使える場合がある」のは大きな発見ですが、記事としてはここを丁寧に書くことで、読者にとっても再現しやすい内容になります。

まとめ

Hermes AgentsにXサーチツールが入ると、ブログ作成のリサーチ工程がかなり変わります。

Web検索だけでは拾いにくい、X上の一次反応や最新の運用感を、Slack上のエージェントから直接確認できるようになるからです。

今回の環境では、X PremiumのOAuthだけで x_search が普通に使えました。これにより、Xの投稿確認、公式ドキュメント照合、記事構成、画像付きブログ投稿までを、同じHermesの作業フローにまとめられました。

inovieでは今後も、こうしたAIエージェントの実運用を自社サイトや新規事業の運用に組み込みながら、実際に使えた知見をブログとして残していきます。

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