Q17.AIエージェントを導入すべきでないケースは?
回答
判断根拠が法令や規制で厳密に定義されている業務、データがほとんど存在しない領域、正解が一意で例外処理が複雑すぎる現場などでは、エージェントよりルールベースや人間主導が適切なことが多いです。
エージェントは不確実性を扱えますが、説明責任や再現性が厳しい場面ではリスクが上回ります。例えば医療診断の最終判断、無審査の自動与信、安全関連の制御系などは、人間の専門判断と明確な規則が優先されます。データが散在・未整備で、まずデジタル化すら終わっていない場合は、RAG以前の問題です。また、現場の暗黙知が口頭だけで文書化されておらず、評価セットも作れない状態では、導入しても精度検証ができません。タスクが単純で既存のRPAやif-then自動化で十分な場合も、エージェントは過剰投資になりがちです。適用可否は「不確実性」「データ可用性」「リスク」「既存自動化との比較」で判断しましょう。
- ●高リスク・高説明責任:人間+ルールベースが優先
- ●データ未整備:エージェント以前に基盤整備
- ●単純定型処理:RPAやスクリプトの方が適切なことも