Q18.LLM(大規模言語モデル)の選定で何を考慮すべきですか?
回答
日本語性能、コンテキスト長、Function Calling対応、レイテンシ、料金、データ residency(データ所在地)、商用利用条件を総合的に比較します。用途ごとに最適モデルが異なるため、評価セットでのベンチマークが必須です。
モデル選定はベンチマークスコアだけで決めず、自社タスクでの実測が重要です。エージェント用途では、ツール呼び出しの安定性、長いコンテキストでの指示追従、多言語混在文書への対応を確認します。コスト面では、高性能モデルを全ステップに使うのではなく、分類・要約は軽量モデル、最終判断のみ上位モデルというティアリングが有効です。コンプライアンスでは、入力データを学習に使わない契約(Zero Data Retention)、リージョン限定、監査ログ提供の有無を確認します。ベンダーロックインを避けるため、抽象化レイヤーでモデル差し替えを可能にし、四半期ごとに新モデル世代との比較評価を行う運用が望ましいです。オンプレやVPC専有型は初期コストが高いものの、規制業界では選択肢になります。
- ●自社評価セットでの実測(日本語・ツール呼び出し・長文)
- ●コスト最適化:軽量/高性能のティアリング
- ●データ residency・商用条件・ロックイン回避の設計