Q18.AI×BPO運用のナレッジ移転(Knowledge Transfer)は、何を渡すべきですか?
回答
業務マニュアルだけでなく、例外パターン辞書、AIの信頼度閾値、エスカレーション判断、品質監査の観点まで一式で移転します。属人化した「なぜそう判断したか」を理由コード付きで記録しておくことが核心です。
ベンダー変更や内製化、拠点追加の際にボトルネックになるのは、暗黙知の欠落です。移転パッケージには、①標準フロー図、②例外理由コード一覧、③AI出力のレビューチェックリスト、④過去四半期の品質レポート、⑤ツール操作と権限一覧を含めます。移転期間は並行稼働(シャドーイング+逆シャドーイング)を2〜4週間設け、件数と品質を比較して切替判断します。AIモデル更新時もナレッジ移転が必要なため、変更通知ルールと再教育のSLAを契約に入れておきます。移転完了の定義は「新チームが監査なしで同等品質を2週間維持」など、測定可能な基準にすると齟齬が減ります。
- ●移転物: フロー・例外辞書・閾値・監査観点
- ●並行稼働期間で件数・品質を比較
- ●AI更新時の再教育SLAも契約に含める