Q16.企業AIの3年ロードマップは、どう段階づければ現実的ですか?
回答
1年目は限定ユースケースの本番化とガバナンス基盤、2年目は横展開とデータ基盤の共通化、3年目はポートフォリオ最適化と内製能力の定着、が一般的な骨格です。各年に「やめる判断」も含めて投資枠を決めます。
3年ロードマップで失敗するのは、1年目から全社展開を描き、データと組織が追いつかないパターンです。1年目は、2〜3領域で業務KPIとセットの本番運用、共通ポリシー、ログ・権限の標準を確立します。2年目は、成功パターンのテンプレート化、API/データカタログ整備、CoEによる支援体制の拡大、部門横断の優先順位付けです。3年目は、重複ツールの統合、パイロットの sunset、ベンダーポートフォリオ見直し、AIリテラシーの全社底上げを行います。各年の末尾にポートフォリオレビューを置き、ROIが見えない案件は停止または縮小します。ロードマップは固定計画ではなく、四半期ごとに前提(規制、モデル世代、予算)を更新する living document として運用します。
- ●1年目: 限定本番・ガバナンス・標準アーキ
- ●2年目: 横展開・共通データ・CoE拡大
- ●3年目: 統合・sunset・内製定着