Q3.Build(自社開発)とBuy(SaaS・パッケージ)のコスト比較は、何年スパンで見るべきですか?
回答
Buyは初期が安くランニングが読みやすい、Buildは初期が高く3〜5年のTCOで逆転しうる、という整理が出発点です。ただし内製人件費・運用成熟度が読めないBuildは5年でも割高になりがちです。
比較表を作る際は、ライセンス料・従量課金・実装費・カスタマイズ・連携工数・保守・モデル/API単価改定リスクを同じ列に並べます。Buyの隠れコストは、データエクスポート制限、ユーザー数課金、プレミアム機能の追加料金、ベンダーロックインによる切り替えコストです。Buildの隠れコストは、ML/LLMエンジニアの採用・離職、セキュリティパッチ、評価基盤の継続運用です。ハイブリッド(基盤Buy+業務ロジックBuild)が最もコストが読みやすいケースも多いです。判断は「5年TCOが最安」だけでなく、差別化速度と exit コストのトレードオフで行います。
- ●Buy優位: 標準業務、短期導入、社内にAI運用チームが小さい
- ●Build優位: 深い基幹連携、独自データが価値の核、長期利用
- ●比較必須項目: 3年・5年TCO、切り替えコスト、SLAペナルティ