Q9.TCO(総所有コスト)をAI案件で算定するとき、何を含めればよいですか?
回答
初期構築費に加え、3〜5年のランニング、内製人件費、データ、運用、研修、セキュリティ監査、ベンダー切替コストまで含めた「本当の値段」がTCOです。
TCOは会計上のキャップEXだけでなく、オペEXと内部工数を統合した経営視点の数字です。LLM案件ではAPI単価改定、トークン量増、モデル刷新の再テストコストをシナリオに入れます。オンプレや専有GPUの場合は、電力、冷却、ハード更新、空き容量の機会費用も対象です。TCOを下げる設計選択(マネージドサービス、サーバーレス、マルチクラウド回避)と、TCOを上げてもリスクが下がる選択(冗長化、監査ログ長期保管)を表に並べ、経営がトレードオフを選べるようにします。年次でTCOを再計算し、実績乖離の原因(利用率、データ品質、障害)を記録すると次の予算精度が上がります。
- ●含める: 構築、運用、人件、データ、研修、監査、廃止・移行
- ●期間: 通常3年、基盤投資は5年モデルも
- ●更新: 四半期ごとに実績TCOと予測TCOを照合