Q10.パイロット(実証)の予算は、どの規模感が適切ですか?
回答
本番化を見据えるなら、全体予算の15〜30%をパイロットに充て、成功基準・Go/NoGo・本番設計まで含めるのが一般的です。「100万円デモだけ」は本番コストが未確定のまま終わりやすいです。
パイロットの目的は精度確認だけでなく、運用コスト・例外率・人のレビュー時間・セキュリティ要件の実測です。予算には、本番相当のデータサブセット整備、限定的な本番インフラ、2〜3か月の運用試行、評価レポート作成を含めます。小さすぎるパイロットは統計的に意味がなく、大きすぎるパイロットは失敗時の sunk cost が増えます。目安として、対象業務の年間コストの5〜10%程度を上限に置くチームもあります。パイロット終了時に「本番見積もり精度±20%以内」が出せなければ、追加調査フェーズを設けるルールにすると無限PoCを防げます。
- ●含める: データ、開発、評価、限定運用、セキュリティレビュー
- ●成果物: 本番工数見積、運用Runbook、ROI更新版
- ●避ける: デモ用データのみ、本番権限・ログなしの検証