Q17.AI投資の年次計画(Annual Planning)は、どう組み立てればよいですか?
回答
「共通基盤」「ユースケース別」「イノベーション枠(実験)」の3バケットに分け、各バケットに上限と優先順位ルールを設けます。四半期ごとに実績ROIで再配分する柔軟枠を10%程度確保するとよいです。
年次計画では、1月に全額固定せず、Q1実績を見てQ2以降を調整できるガバナンスが現実的です。共通基盤は複年投資、ユースケースは損益分岐が見えたものから順次、実験枠は失敗を許容した小額多数が学習速度を上げます。財務部門との接点は、キャップEX/オペEXの区分、減価償却の扱い、ベンダーコミットの契約時期です。経営会議向けダッシュボードは、予算消化率だけでなく、便益実現率(計画便益の何%が実測されたか)を並べます。前年度の教訓(データコスト超過、トークン急増)を翌年度の標準係数に反映させると、計画精度が累積的に改善します。
- ●3バケット: 基盤 / 本番案件 / 実験(目安 40/50/10 などは組織依存)
- ●リズム: 四半期レビューで優先順位と未使用枠の再配分
- ●指標: 予算消化+便益実現+TCO乖離