Q7.社内WikiとRAG(検索拡張生成)、使い分けはどう考えればよいですか?
回答
Wikiは人間が読み・編集・議論する「正本と協働」の場、RAGは散在ナレッジから質問に答える「横断検索と下書き」の層として併用するのが一般的です。RAGがWikiを置き換えるわけではありません。
Wikiは、更新履歴、リンク、テンプレート、レビュー文化など、ナレッジを育てる仕組みとして優れています。一方、PDF・メール・チケット・複数Wikiにまたがる質問には、Wiki単体の検索では届きにくいです。RAGは、これらをインデックスして自然言語で引き出す用途向きですが、編集体験や版管理の厳密さはWikiに劣るため、正本はWiki/CMSに置き、RAGはそのコピー+周辺ソースを参照する構成が多いです。Wikiの記事品質が低いとRAGの回答も悪化するため、「RAG導入=Wiki不要」ではなく、Wiki整備とRAGを同じガバナンスで見る必要があります。
- ●Wiki: 編集、版、組織的なナレッジ蓄積
- ●RAG: 横断検索、FAQ的な即答、下書き支援
- ●連携: Wikiをソースの一つとしてインデックス