Q20.ビジネス用途では、ファインチューニングとプロンプト設計はどう選びますか?
回答
多くの業務は社内ナレッジ連携(RAG)とプロンプト・ガードレールで足ります。ファインチューニングは、大量の正解データと継続運用(再学習・評価)が揃う場合に検討します。
プロンプトとRAGは、知識更新が頻繁な社内手順・商品情報・FAQに向き、変更コストが低いです。ファインチューニングは、特有の文体、分類、抽出形式が安定して大量のラベル付きデータがある場合に有効ですが、データドリフトで劣化するため MLOps が必要です。まずはベースモデル+検索+評価セットで精度を測り、ボトルネックが「検索で取れない」か「文体・形式が合わない」かを切り分けます。コスト・法務(学習データの権利)・説明責任の面でも、チューニングモデルは社内説明が難しくなることがあるため、経営・法務・情シスで Go/NoGo を取ってください。
- ●まず試す: RAG、プロンプト、出力スキーマ(JSON等)の固定
- ●チューニング検討: 十分なラベルデータ、更新頻度、専任運用
- ●継続: 評価セット、モデル版管理、ロールバック手順
「精度が足りない=すぐチューニング」ではなく、データとプロセスの不足を先に疑うと安全です。