Q2.PoCがうまくいかない典型パターンは何ですか?
回答
最も多いのは「検証したい問いが曖昧なまま作ること」です。次に多いのが、成功条件が定義されず、デモ成功だけで終わるパターンです。PoCは技術実証ではなく、事業仮説を安く早く潰す工程として設計し直す必要があります。
PoC失敗の典型は、①対象顧客が特定されていない、②比較対象のないKPI、③期間が長すぎて学習が1回しか回らない、④現場の運用負荷を見積もらない、⑤経営層の期待が「売上」に固定されている、の5つに集約されます。特に社内PoCは、協力部署の工数確保が形骸化し、テストデータだけで「成功」扱いになることがあります。開始前に「何が分かれば次へ進むか/止めるか」を1枚に書き、8〜12週間以内で判断できる粒度に分解すると失敗率が下がります。
- ●仮説と成功条件が未定義
- ●デモ成功=事業成功と混同
- ●期間が長く、学習サイクルが回らない
- ●協力部署の工数が確保されない
PoCの目的は「作れるか」ではなく「売れる/使われるか」の一次確認です。