Q9.セキュリティと権限管理はどう考えるべきですか?
回答
エージェントは人間の代わりにシステムにアクセスするため、最小権限の原則が最重要です。データの分類、マスキング、テナント分離、プロンプトインジェクション対策を多層防御で組み合わせます。
主なリスクは、(1) 機密データの漏えい、(2) 権限外操作の実行、(3) 外部入力によるプロンプトインジェクション、(4) 学習データへの意図しない送信、です。エージェントごとにロールベースのアクセス制御を設け、参照可能なナレッジと呼び出せるAPIを紐づけます。ユーザー入力とシステム指示の境界を明確にし、外部URLやメール本文など不可信コンテンツはサンドボックス処理します。ログ監視で異常なツール呼び出しパターンを検知し、定期的な権限レビューとペネトレーションテストを実施します。社内ポリシー上、特定データをクラウドLLMに送れない場合は、VPC内ホスティングやオンプレモデルの検討が必要です。
- ●最小権限・ロール単位のナレッジ/API制限
- ●プロンプトインジェクションを前提にした権限分離・出力検証・監視
- ●送信データの分類とクラウド利用ポリシーの整合
関連情報
参考にした一次資料
- 生成AIおよびAIエージェントを安全に活用するための手引書 (独立行政法人情報処理推進機構(IPA))
- OWASP Top 10 for Large Language Model Applications (OWASP Foundation)
- 生成AIサービスの利用に関する注意喚起等について (個人情報保護委員会)
編集: inovie編集部 | 一次資料確認日: 2026/08/25
