Q10.マルチエージェント構成とシングルエージェント、どちらがよいですか?
回答
まずシングルエージェントや決定的なワークフローから始めると、評価と障害切り分けが容易です。役割分担や並列処理による改善が実測でき、追加の遅延・費用・追跡性低下を上回る場合にマルチエージェントを検討します。
シングルエージェントは設計・デバッグ・コスト見積もりが容易で、多くの業務自動化の出発点に適しています。一方、複雑なワークフローでは専門化したエージェント(例:リサーチャー、ライター、チェッカー)に分割すると、各エージェントのプロンプトを短く保て、責務が明確になります。デメリットは、エージェント間通信のオーバーヘッド、連携ミス、全体のトレーサビリティ低下です。オーケストレーターがサブエージェントを呼び出す階層型や、全員が共有メモリを読む黒板型など、パターン選定が重要です。まずシングルで始め、ボトルネックが「役割の混在」や「コンテキスト肥大」なら分割を検討する段階的アプローチが無難です。
- ●シングル:シンプル、小〜中規模タスク向け
- ●マルチ:役割分担・並列化、設計複雑度は上がる
- ●分割タイミングはコンテキスト肥大と責務混在の兆候で判断
関連情報
参考にした一次資料
- Building effective agents (Anthropic)
編集: inovie編集部 | 一次資料確認日: 2026/08/25
